2004年07月30日

巨人選手会も署名活動に参加

前日には阪神選手会が甲子園球場で署名活動を行い443人分を集めましたが、さすがは天下の巨人軍、それを上回る672人。選手を間近に見られるというミーハーな方もいたでしょうが、それだけではないはず。将来的な構想は別として、オーナー主導のファン無視の姿勢にNOを突きつけたいファンは少なくないと言うことは証明されたように感じます。
もっとも、商売ではなくお上意識で「見せてやっている」と認識している現在の老害オーナー陣がこのファンの声を聞き入れるとも思えません。大局的に公共の福祉・利益を考えることがない一方で、狭い社会での足の引っ張り合い戦術には長けているであろう方々ですから、むしろファンがどれほど熱心に訴えかけても無視されてしまうというオチが十分推測されます。
今回の問題は、1リーグと2リーグどちらがいいかが主要な論点のようですが、私自身はそれ以上に改革をする上での話の進め方・決定プロセスが不透明である点が最も重要に感じています。公開議論を行うより、水面下での根回しや既成事実の積み重ねによって制度を変えていくという、日本の政治で多く見られる手法。情報の少ない時代ならいざ知らず、私程度の人間でもいっぱしに不特定多数の人に意見を発信したり、また情報を得たりすることのできる時代に通用するとでも思っていたのか。市井のファンを侮ってもらっては困る。むしろ、親会社の天下りでおはちが回ってきたような連中より野球が好きで、かつ詳しい人間がいるのだから。
今回、「悪の」総帥ナベツネ率いる巨人の選手会が署名活動を行った波紋が大変楽しみです。「巨人軍」が好きな人はおそらくナベツネの人格にあこがれたり、読売新聞のファンだからと好きになったわけではなく、選手が好きだからこそ応援しているはずだと思います。単なる一企業なら解雇という手段も使えるのでしょうが、ご自分の足下もたいして盤石ではないのですよ。
「週刊!木村剛」には独占禁止法違反という視点からの記事が掲載されていました。私自身は法律には疎いのですが、法の精神に反した行動というのは同感。市場の活性化を妨げる行為をしながら将来のプロ野球を考えているなんて言わせませんよ。

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