2004年07月03日

ゴッドファーザー天に召される

M・ブランド氏死去−ロスの病院で
 【ロサンゼルス2日共同】「欲望という名の電車」「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」などで戦後アメリカ映画界を代表する俳優、マーロン・ブランド氏が1日、ロサンゼルスの病院で死去した。80歳だった。AP通信などが速報した。  米国ネブラスカ州に生まれ。職を転々とした後、ニューヨークに出て演劇活動を始め、ブロードウェーでエリア・カザン演出の「欲望という名の電車」に出演し注目された。

往年の名優マーロン・ブランド氏が亡くなられたようです。私自身はゴッドファーザーしか作品見ていませんので、あの顔がブランド氏自身と考えていましたが、かなりの老け顔メイクで実際のブランド氏はかなり男前だったよう。それはともかく、目の演技のすさまじさに、最初見たときは圧倒されましたが、何度見てもその迫力を感じます。それは受賞拒否という事件を起こしたアカデミー主演男優賞受賞でも証明されます。私のような素人だけでなく、専門家の眼を通しても圧倒的な演技であったことを。

個人的には、病院で三男マイケルが手を握りながら「僕がついている」と言ったときに、言葉は発しなかったが涙で親子の絆を描いていたシーンが大好き。一方で、ジャックウォルツを脅迫したあとに見せる、無表情ながら逆らうものには容赦しないという支配力を見せるあたりなど、鳥肌ものの演技でした。確かに2でのデニーロ演じる若き日のヴィトも良かったのですが、それは1でのブランドの演技があってこそ。私の生まれる前の作品でありながら未だに評価が1位であるのも当然でしょう。

しかし、ゴッドファーザーというと、暴走族の車のクラクションを思い出してしまうのはなんでか。

Comment on "ゴッドファーザー天に召される"

"ゴッドファーザー天に召される"へのコメントはまだありません。

Post a Comment

コメントする
(HTMLタグは使用できません)
ブラウザに投稿者情報を登録しますか?(Cookieを使用します。次回書き込み時に便利です。)
  •  
  •