2005年01月17日

もう10年

阪神大震災から今日で丸10年が経ちます。早いものです。
あのとき私は大学2回生で、実家で寝ているときに地震に遭いました。普段は滅多なことでは目を覚まさないほど眠りが深いのですが、あのときはとっさに目が覚め、その直後、経験したことのない揺れの強さに恐怖心を覚えました。

幸い私の実家は西の方にあったので倒壊することもなく、家族も全員無事でした。そのため、直後はこれほどの大災害とは想像できませんでした。前日は新神戸あたりで遊んでいましたが、その場所にあるビルが倒壊している姿など、なんの冗談なんだろうと思ったほどで、なかなかそれが現実であることを認識できなかったのを覚えています。
大学は被災の中心地域にあり、数多くの同窓生や中学時代のクラスメートも一人亡くなるなど、信じたくない現実もありました。自分の当時の気持ちとしては、悲しいという感情より、あっけないというかただ呆然としていたように記憶しています。
色々なことを考えさせられたあの大震災。ひとつひとつの細かな記憶こそ薄れてはいるものの、10年経っても心に受けた衝撃が薄れることはありません。

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