2004年12月22日

「おっさんパワー」炸裂!鉄壁のDFでインパルス優勝

初の神戸開催となったジャパンXボウルは、日本を代表する名門同士の対決。結果は、リーグ4完封の強力DFを誇る松下電工インパルスがアサヒビールクラブシルバースターを15-6で破り、実に9年ぶりの社会人制覇を達成しました。

個人的にはロースコアの接戦で、インパルスが押し気味なんだけど最後はシルバーがうっちゃり勝ちという予想でした。そうならなかったのは、FGの積み重ねでじわじわ差を広げていった点も大きいですが、それ以上にシルバーにほぼ何もさせなかったディフェンス陣の働きが大でしょう。ランは平均2ヤード。電工DLがシルバーOLを完璧にコントロールしていました。

メディアでも取り上げられていましたが、ベテラン脇坂選手の存在感は、最強インパルスディフェンスの中にあってもかすむことがありませんでした。ほかにもこの試合唯一のTDを決めたRB粳田選手も同年齢の35歳。敢闘賞のシルバースターQB金岡選手も同い年ですから、要所をベテランが固めた一戦でもあったわけです。私よりも上の方々がこれだけのことが出来るのだから、ちょっとは見習わないとだめですね。

さて、悲願の優勝を果たした電工はライスボウル勝てるでしょうか?このディフェンスであれば久しぶりの制覇もありそうですが、パントカバーでの連続イエローなど、反則が多くなった印象。後、ゴール前のオフェンスで攻めきれない点も問題。2試合続けて同じ状況ですから、ライスに修正できると楽観できないと思います。昨年の立命にはしんどかったでしょうが、今年ならどうか?印象的には守備主導でここまできたわけですから、最後は攻撃で勝ったと言えるくらいのオフェンス陣の奮闘を見たいものです。

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