2004年12月27日

今更甲子園ボウル雑感

2年連続の対戦となった立命館−法政の一戦は、王者立命館の逆転勝ちに終わりました。昨年の点差を考えると、法政もよく健闘したような印象ですが、ここ10年負け続けた根本的な問題は解消されていないような気がします。

個人能力は、昨年までの立命館を除けば関西勢より上の年が多いくらい。が、勝ったのは2000年の関学戦のみ。うまくやれば4〜5勝は出来たとは思うのですが、この結果に終わっています。なんでか?

それは、試合中の対応能力の差ということでしょう。この試合も、前半は法政が押し気味に試合を進めていました。逆転のきっかけが2つのファンブルで、そのために試合の流れが変わってしまったのもポイントですが、前半と違い、立命館のディフェンスが法政の攻撃をほぼ完璧に止め出したことも見逃せないポイントです。もっといえば、あのファンブルがあろうが無かろうが逆転されていたと思えるのです。

法政は、一つ一つのプレーはよく工夫されているものが多いのです。ただ、出し所が不可解な場合があるのと、対応され始める前に次の一手を打つということが出来ないという2つの大きな欠陥があります。

サンデーコーチしかいない環境の不利があるのは確かですが、フルタイムコーチがいる学校の方がまだ珍しいくらいだし、ハワイ大学などからコーチ招聘できることを考えれば法政はむしろ良い環境にあると思います。せっかく遠い関西まできているのだから、全盛期の日大のように関西の人間にとって憎たらしい存在になってほしいものです。

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