2004年12月16日

その後の土方−そのとき歴史は動いた−

「新選組!」の続編が見たい。箱館戦争まで見たい!そんな意思表示のバナーまで貼り付けていますが、そんな人は少なからずいる様子。全体の視聴率は低いけれど、ハマった人間はトコトンハマったというところなんでしょう。NHKもそんな風を読んだのか、「そのとき歴史は動いた」で、箱館での土方を再放送してくれました。

歴史好きなので、実はこの番組で紹介された事柄はほぼ知っている内容でした。だからといってこの番組がおもしろくないのかというわけではなく、改めて土方歳三という人間の魅力を感じることが出来て良かったというところです。

土方=新選組の鬼副長で、京都時代の描写が多いのですが、個人的には宇都宮〜会津〜函館(箱館)に転戦し、近代軍人としての有能な指揮官という姿こそが彼の真骨頂ではないかと考えています。同時に、京都時代と違って部下思いな一面を見せたり、と見所はかなりあるはず。この番組では、これまであまり取り上げられることの無かった土方のもつこれらの部分をきっちり紹介してくれたことがすばらしかった。

大昔に役所広司が土方役となったテレビ東京版の「燃えよ剣」は、そのあたりの描写がほとんど無く、きわめて残念でした。日テレの「五稜郭」ではさすがに活躍が描かれていましたが主役ではありませんし、この時期の土方を主役にしたドラマは私が物心ついてからは無いと思います。
それに、山本耕史という大当たりの役者を発掘したのだし、他の隊士も魅力ある面々。その後はやっぱり見たい!

土方が死ぬシーンも泣けるでしょうが、戦争後西本願寺の守衛として天寿を全うした島田魁が、死ぬまで肌身離さず土方の戒名を持っていたという「史実」も泣ける話じゃないですか。見たい!見る!

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