2004年08月11日

止められないのか

【プロ野球】「こんな勝手許されない」−古田プロ野球選手会長
日本プロ野球選手会の古田敦也会長(ヤクルト)は、オリックスと近鉄が合併に関する基本合意書に調印したことに、怒りをあらわにした。 「テレビの映像を見たけどニコニコしていた。たくさんのファンや選手が犠牲になるのに楽しいことですか。強い憤りを感じました」と強い口調で不満をぶつけた。  選手会としての今後の対応については「どういう手を打つかこれから考えたい」と明言しなかったが、一方で「全然あきらめる気はない。こんな勝手が許されてはいけない」と怒りを隠さなかった。

当然の反応です。もちろん、経営難であることの責任は球団首脳のみに帰せられるものではないですし、選手の年俸高騰が大きな要因となっていることもあるので、意地の悪い見方をすれば選手自ら首を絞めたのだということも確かかもしれません。
しかし、忘れてならないのは、観客は何に対して対価を支払っているのかと言うこと。それは、選手に対してです。その「商品」である選手の代わりは誰でもできるというものではないのです。これだけのプレーができる人が数少ないからこそ、サラリーマンでは考えられない年俸に納得しているのです。もっとも、高年俸の割にこの程度かという選手が少なくないのも確かです。その意味では水準を低めることも真剣に考える必要があるでしょう。
しかし、選手のわがままという前に、ろくな努力もせずに顧客の神経を逆撫でしてヘラヘラ笑っている連中に関しては同情の余地がありません。偉い人ほど責任を感じないというのは我が国の伝統なのでしょうが、いい加減にして欲しい。こうなったらもうストライキやっちゃってください。
熱くなりすぎた(w。ですが、これは言いたい。オーナーは「自分たちが雇ってあげている」という感覚のようですが、先にも書いたとおりファンは「○○選手がいる」からお金を出し、時間を割いて見に行くのです。オーナー企業が金を援助しているから経営が成り立っているという面もあるでしょうが、同時に選手がいるからこそ事業として成立しているのです。、公共的な財産をともに盛り上げるという社会的な存在意義をもった事業を行う仲間同士であって、決して主人と家来という関係ではないのです。役割が違うだけなのです。ともかく、選手を持ち物のように扱い、ないがしろにする態度はいずれ自分の身に跳ね返ります。いや、一度くらい身をもって知る必要があるのかもしれませんね。

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