2005年08月30日

星野氏の動向は?

今日は雨のため首位攻防戦は中止。藤川が病み上がりなのでかえって良かったかもしれない。でも試合のない日は寂しい。

で、首位攻防戦やペナントレースを食うほどの話題になっているのが星野仙一SDの読売巨人軍監督就任問題。有力OBの王貞治さんも容認するような意見を表明しましたし、読売側は候補を一本化したとのこと。あとは星野さん本人次第というところまで来ているようです。

本人は日曜日のテレビ解説の時「候補に挙がっているだけ」と言ってましたが、「誘いがあっても断る」とは言ってません。推測ですが、本人は受諾する気が相当あるんだけど、まだ世論の動向を探って慎重な発言をしているようです。

もともと星野さんは中日の看板だった人だから、タイガースファンが移籍に対してどうこう言うのも筋が違うのかもしれません。が、それでも読売の監督になるというのは違和感ありまくりです。楽天の監督になるというのならここまで大きな話題にはならなかったでしょうし、むしろ快く送り出される可能性大。そう、問題は球団が読売ということ。

星野さんにとっても本当に読売の監督になることがいいことなのかよくわかりません。ひとつは、これまでの星野氏の築いてきた「巨人を倒す」というキャラクターを根底から覆すこと。もう一つは、優勝できなかったらそれこそ日本に居場所が無くなりまねないよと言うことです。

人気低迷プロ野球のカンフル剤にはなるとは思いますし、メディアにとって見れば遺恨対決とかいって煽りやすい状況になるので、表面上人気回復したような印象を得られるかもしれません。

でも、上手く言葉にまとまらないのですが、この対処療法は結果的にプロ野球にとって大きくマイナスになるような気がします。読売が低迷したからプロ野球がダメになったという仮説がそもそも間違いだろうと思うし、結局読売のエゴを通さないとプロ野球がやっていけないのかと思うと、この方が将来に光が見えません。

読売が不在なだけで、首位攻防は近年珍しいほど熱く面白い。グラウンドは十分熱いのに、それを伝えきれずにこういう話題でしか盛り上げることができないマスメディアが実は一番問題有り?

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