2005年02月18日

水野イズムで京大は復活できるのか

京都大学水野弥一監督のインタビュー記事が2chのアメフト系スレッドで紹介されていました。
基本の反復こそ自主性育てる-大西辰彦インタビュー(6) 京都大アメフト部監督 水野 弥一さん-

昨シーズンは4回生に才能ある選手が多かったのですが、成績は3勝4敗と不本意なもの。昨年に限らず10年近く優勝から遠ざかり、3強という言葉も死語になりつつある京大ですが、その原因にはこれまで京大の強さを支えていた「水野教」が時代にそぐわなくなっているという面もあるようです。

もちろん、少子化の中有力な高校生を立命館と関学が押さえているということも大きな原因といえるでしょう。ただ、そういったハンディキャップは20年前であっても同じだったはず。ならば、最近の学生に水野教が通用しなくなっていることが京大そのものの弱体化の鍵。

自分が大人になって、学生がずいぶん年下だという目線で見るからかもしれないですが、たしかに現役時代ほど京都大学から気迫を感じることが無くなりました。実は高校経験者の割合は昔より増えています。ボールハンドリングなどのスキルがある上手い人が増えてると思いますし、ラインの強さも他校と遜色があるわけではない。ただ、優勝する雰囲気を全く感じないのも確かです。昨年は、下級生時から出場機会のあった選手が多く、勝負の年のはずでした。しかし、自主性に任せた結果があわや入替戦という体たらくでした。

水野監督はキーワードとして「愚直さ」を掲げています。愚直なまでの基本練習の繰り返しの中から自己が形成される。昔は経験者が少なく、関学などのライバルに後れをとっているからこそ一人一人が愚直であり、そこから自主性が芽生えたということのようです。

京大の原点をもう一度見直すというやり方で今年京大の優勝が達成できるかどうかはわかりません。ただ、もう一度あの「えげつない」京都大学が復活し、甲子園で暴れる姿を期待しています。

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